Spring selection
3/26(tue)-4/7(sun)*月火休廊
13:00-19:00(Last day -17:00)
浅野井春奈、岩渕毅弘、清水智裕、田村美琴、宮﨑菖子
春の企画セレクション展を開催いたします。
出歩くのも心地よい季節柄、是非それぞれの作家さんの世界観をご高覧下さい。
新しい発見と出会いがあると幸いです。
*会期中、オンラインショップでも販売致します。
*会期前にプライスリストのお問合せはメールにて1週間前より受け付けております。
左:「pool girl 1」H160mm×W45mm×D35mm 樟、貝殻、アクリル絵具他 2024年
中心:「pool girl 2」H170mm×W35mm×D40mm 樟、貝殻、アクリル絵具他 2024年
右:「pool girl 3」H160×W40×D35mm 樟、貝殻、アクリル絵具他 2024年
浅野井春奈/ASANOI Haruna
【プロフィール】
1990 東京都に生まれる
2012 東京藝術大学美術学部彫刻科卒業
2014 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修士課程修了
【受賞歴】
2012 三菱地所賞受賞
【近年の展覧会(個展)】
2019年 個展「VACATION(Gallery FACE TO FACE/東京)
2020年 個展「貝の舌」(横浜髙島屋/横浜)
2021年 個展「きらめくみみかざり」(Gallery FACE TO FACE/東京)
2022年 「Le Penseur」浅野井春奈展(東京日本橋髙島屋美術画廊X/東京)
「そこにいる、ねじ。」(Gallery Pictor/鎌倉)
2023年 「dancer’s head」(Gallery FACE TO FACE/東京)
「浅野井春奈展」(新宿髙島屋/新宿)
【近年の展覧会(グループ展)】
2023年 「ONE ART TAIPEI 2023」(JR東日本大飯店台北/台北)
「38 Artists New Year Group Show 2023」(Gallery face to face/東京)
「髙島屋史料館×髙島屋美術部 アートの新時代 2023~温故知新~」(大阪髙島屋/大阪)
「Gallery Pictor 2022年プログラム《中心はどこにでもあり、多数ある》
「 Final Group Show」(北鎌倉 宝庵・Gallery Pictor/神奈川)
「ART TAINAN」(台南晶英酒店/台南)
「GEIDAI ART JUNGLE returns 藝大密林化計画」(藝大アートプラザ/東京)
「Dalston group exhibition -part4-」(Gallery Dalston/東京)
「SELECTIONS」(Gallery face to face/東京)
「ワンダーフェスティバル2023[夏](幕張メッセ/千葉)
「佐藤茉莉×浅野井春奈 -よりしろの耳打ち-」(SAN-AI GALLERY+contemporaryart/東京)
「2023国立台湾芸術大学美術学院彫刻学科 第十四回国際シューズボックススカルプチャー展」
「-二つの海岸-渡部未乃 浅野井春奈」(石川画廊/東京)
「ANIMALIA 2023」(Gallery face to face/東京)
2024年 「39 Artists New Year Group Show 2024」(Gallery face to face/東京)
「MERMAID」(松坂屋上野展/東京)
「ワンダーフェスティバル2024[冬]」(幕張メッセ/千葉)
「SELECTIONS」(Gallery face to face/東京)
【コンセプト】
火葬場でお骨を拾った際、海で拾う貝殻に似ていると感じた。
その瞬間、小さい頃よく遊びに行っていた海岸の風景が頭に浮かび、漠然と大きな繋がりのようなものを感じた。その感覚をもとに、骨と肉体の代わりに貝殻と木を用いて人や動物の形を制作し、彫刻の持つ存在感を探究している。
「光について」H530mmW455mm キャンバス、油彩 2024年
岩渕 毅弘/Iwabuchi Takehiro
【プロフィール】
岩手県生まれ、在住
2009 岩手大学大学院教育学研究科教科教育専攻美術教育専修修了
【近年の主な個展】
2024 「持続する旋回」implexus art gallery(岩手)
2024 「揺らぎの輪郭」アートスペース羅針盤(東京)
2022 「Underflow」諄子美術館(岩手)
2021 「influx/あなた自身に似ている」旧石井県令邸(岩手)
【近年の主なグループ展】
2023 「Dalston group exhibition -part5-」Gallery Dalston(東京)
2023 「ANONYMAT vol.4 under/over MASK」Gallery OUT of PLACE(奈良)
2022 「羅針盤セレクション 5人展」アートスペース羅針盤(東京)
【アートフェア】
2023 「アートフェア東京」東京国際フォーラム(Gallery OUT of PLACEより)
2024 「アートフェア東京」東京国際フォーラム(Gallery OUT of PLACEより)
【コンセプト】
流動的な⾃然と⼈の形象に、世界への実感を重ねて描いてきた。⾃分も、⾃分以外の⼈も、⾃然も持続変化の中にいて、流動的な状態で流動的な存在を⾒ているということがリアルだと感じる。そのため、画⾯に動きや時間を落とし込む⽅法を模索してきた。⽊炭の粉末を⽔で動かしたり、絵具を⽔や溶剤で滲ませて描いていく制作は⾃然との協働でもある。制御しきれない⼒から⽣まれる形態によってイメージは拡張され、ミクロとマクロの間を往還していく。
部分と全体が似ているという⾃⼰相似性は⾃然形態の特徴の⼀つだが、⼈間の⾝体の中にも⾒出され、⾃然との連続性を認識させられる。我々は⾃分が⽴っている地球の全体や、顕微鏡の中のミクロの世界を⾁眼では⾒ることができない。しかし、⾃然の中にいるとそうした⾒えない世界の存在を感じることがあり、⾝体や時間のスケール感覚が更新され、⾃然と⼈の境界も揺らいでいくように感じる。
⾃然を描くことは⼈について考えることでもあり、⼈を描くことは⾃然について考えることでもある。絵を描くことは、⾃然や⾃分以外の⼈という他者の姿に⾃分を投影させて、なぜ⾃分がここに存在しているのかを問うことにも似ている。
「夕方のチャイムはもう鳴ったけど」H500mm×W606mm 綿布、アクリル絵具 2024年
田村美琴/TAMURA Mikoto
【プロフィール】
2001 神奈川県生まれ
2023 東京造形大学 造形学部美術学科 絵画専攻領域 卒業
2024 東京造形大学大学院 造形研究科造形専攻 美術研究領域 在学中
【展覧会(個展)】
2022 「遠くなったニュースと暗い夜、コンビニの駐車場で見える誰かの素顔」 mime(東京造形大学/東京)
2023 「ZOKEI展」(東京造形大学卒業・修了制作展)東京造形大学(東京)
「手で開けた朝、閉め忘れたやみ まばたきするたびに変わってく空気」
mime(東京造形大学/東京)
【展覧会(グループ展)】
2023 「ART NAGOYA 2023」 名古屋観光ホテル(愛知)
「ひかりをつかむ」ARTDYNE(東京)
「in view」ギャラリーいちょうの木(東京)
「テイクオーバーゾーン」mime(東京造形大学/東京)
「Spiral Xmas Market 2023」SPIRAL(東京)
2024 「草葉の陰より」gallery TOWED(東京)
「る/られる」小金井アートスポット シャトー2F(東京)
【 アワード 】
2023 「ZOKEI展」ZOKEI賞(卒業制作優秀賞)
【コンセプト】
ふと思い出す過去のこと、日常で起きた些細な出来事や小さな気づきを得た瞬間の風景を滲ませて描く。そこに自身の姿を重ねることで心身と場所との物理的、あるいは精神的距離を映し出す。
「覚えたての呪文」H333mm×W333mm 油彩、キャンバス 2024年
清水智裕 / SHIMIZU Tomohiro
2008年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
【主な受賞歴】
2016年 タグボートアートフェス「Independent2016」グランプリ
2019年 「第14回タグボートアワード」グランプリ
【主な展示歴】
2007年 個展 Emerging artist support program 「たべちゃいたいくらい。」(東京/トーキョーワンダーサイト本郷)
2011年 個展「Emerging Japanese Artist - Shimizu Tomohiro」(シンガポール/iPRECIATION Singapore)
2012年 個展「道の向こうに見えるもの」(東京/銀座三越)
2014年 「YOUNG ART TAIPEI 2014」(台北/リージェント台北)
2016年 個展「Wanderlust」(台北/pon ding)
2018年 個展「THE 4TH CROSSLOADS HOTEL」(東京/銀座三越)
2019年 個展「侵食作用」(東京/亀戸アートセンター)
個展「Full Empty」(東京/タグボートギャラリー)
2023年 個展「Daily Report」(東京/日本橋三越)
個展「例の計画」(東京/VINYL GALLERY)
グループ展「group exhibition -part5-」(Gallery Dalston)
【装画】
「ふるさと文学さんぽ 岩手」(監修・須藤弘明、大和書房)
「手のひらの花火」(山崎聡子、短歌研究社)
【コンセプト】
絵画制作を続けるうちに、自分がゼロから創り出しているのではなく、キャンバスの向こうにもともと存在している世界をのぞき見しているだけなのでは、という感覚を持つようになりました。
出来上がった作品はそこで見てきたことのレポートのようなものです。
現実と地続きの、けれどもどこかが違う別の世界、そこで起こる様々なストーリーをご覧下さい。
「24.002」H380mm×W455mmパネルにアクリル 2024年
宮﨑菖子 / MIYAZAKI Shoko
【プロフィール】
1997年 山口県生まれ
2020年 成安造形大学洋画コース卒業
2022年 武蔵野美術大学修士課程油絵コース修了
【個展】
2023年 エトセトラ(gallery Dalston/東京)
2022年 works(GALLERY b.TOKYO/東京)
2019年 横断と切断(成安造形大学ギャラリーキューブ/滋賀)
2019年 凝視(cumono gallery/京都)
【他展覧会】
2023年 いえーい(トタン/東京)
風が透る(YOD TOKYO/東京)
grid2(biscuit gallery/東京)
ARTISTS’ FAIR KYOTO2023(京都文化博物館)
2022年 うつつの暇(gallery TOWED/東京)
【受賞歴】
2024年 FACE2024 審査員特別賞
2024年 京都府新鋭選抜展2024(京都文化博物館)
2022年 Idemitsu Art Award2022 入選
【ステイトメント】
何かを表現したり伝えたりする以前の、ただ絵を描くということ、何かを残していく行為として制作を行う。描くことや、描いたものを観せることに必要以上の意味を不随させずに、ただ描かれた痕跡として、絵がそこにあるということが重要だと考えている。絵を描く瞬間の思考や感情を介入させずに、自らの意図とは離れた場所で作品を成立させたい。